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2010年8月20日 (金)

怖い女子の名について

江戸時代、女子の名で「かさね」というのは一般的であった。ところが鶴屋南北の歌舞伎や三遊亭円朝の「真景累ヶ淵」でその名が使われたことから、その名をつける親はいなくなった。四谷怪談の岩にしても少ないだろう。明治の女性社会事業家に瓜生岩という偉い人がいるが、そういう迷信、俗信に負けまいという強い意思が親にあったのだろうか。

最近では、映画「リンク」で使われた貞子だろうか。それまで一般的な名であったが、いまではほとんど使われない。もちろん映画が公開以前に生まれた方がたくさんおられるので不愉快な話かもしれないが。「なんであたしの名を勝手にホラーに使うのよ!」と文句の一つも言いたくなるだろう。アメリカに実在した殺人犯にべラ・ガニスという女性がいたが、日本ではアニメ「妖怪人間べム」の中にべラという恐ろしい女性が登場する。「吉備津の釜」「牡丹燈籠」「番町皿屋敷」などに登場する磯良(いそら)、お露、お米、お菊などもいまでは使われなくなった名であろう。明治大正期には日本を代表する一般的な女性名であった「花子」「ハナコ」「はな」も「トイレの花子さん」でほとんど使われなくなってしまった。マス・メディアによる影響は大きい。

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