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2010年8月15日 (日)

恐怖劇場「吸血鬼の絶叫」

    恐怖劇場アンバランス第11話。地下牢に横たわる男、鬼崎(富田浩太郎)の胸から杭が引き抜かれた。吸血鬼は甦った。鬼崎に妹を殺された一平(勝呂誉)は、死体の体内に血液がなかつたことから吸血鬼の犯行ではないかと疑う。父親を吸血鬼に殺された玲子(弓恵子)と共に、独自に捜査をはじめる・・・・。

    吸血鬼。バンパイア。生者とも死者ともわからない存在。夜ごとに死体からよみがえり、人の生血を吸う悪霊。映画ではドラキュラのような伯爵の姿をイメージするが、実は吸血鬼はそれぞれの国でさまざまである。このような怪物は、古くはギリシアやローマ、ヘブライの神話にもあり、中国の古い文献にも、月の光から魔力を得る吸血鬼が記されている。特徴としては、キラキラと光る目で見つめられると誰でも催眠術にかかってしまう。指の爪は長くとがっていて、まゆ毛は左右つながっている。手のひらに毛が生えている。吐く息は強い悪臭を放ち、やせ衰えた外見にもかかわらず、人間を常食にしているおかげで超人的な力を発揮できる。コウモリやオオカミなどの動物に変身することができ、夜の生き物をすべて支配する力がある。しかし、夜が明けると吸血鬼はその力を失うため、棺に入らなければならない。吸血鬼を退治する方法はいろいろある。ルーマニアは、吸血鬼を捕らえる吉日は土曜日で、この日だけは彼らは墓をぬけ出る力を失う、と信じる人々がいる。白亜の粉と聖水をふり注ぐと吸血鬼は力を失うという人もいる。もっと直接的な手段としては、昼間、吸血鬼が墓に眠っているときに、木ないし鉄の杭をその心臓に突き立てる。さらに念を入れて、その口にニンニクをつめるといった方法がある。太陽の光は吸血鬼を滅ぼし、十字架も吸血鬼を防ぐ強力な武器になる。

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