森鴎外と団子坂
森鴎外の「青年」に登場する小泉純一は田舎から出てきて東京方眼図を片手に根津神社から千駄木の団子坂に向かう。団子坂の由来は、坂近くに団子屋があったともいい、悪路のため転ぶと団子のようになるからともいわれる。幕末から明治末にかけて菊人形の小屋が並びんでいた。「四つ辻を右へ坂を降りると右も左も菊細工の小屋である」と書かれている。実際に森鴎外は明治25年から大正11年まで、60歳で亡くなるまで、この地に住んでいた。鴎外は邸宅に2階建で12畳の書斎を増築し、遥か遠くに品川沖が眺められるので観潮楼と命名した。この地に昭和37年「鴎外記念本郷図書館」を開設した。(文京区千駄木1-23-4)
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