愚陀仏庵が豪雨で全壊
12日午前7時30分ごろ、松山市一番町の夏目漱石ゆかりの建物「愚陀仏庵」が裏山が崩れて全壊した。松山では梅雨前線の影響で午前6時から1時間に46.5ミリの豪雨を記録し、土砂崩れが起きたらしい。
明治28年6月下旬ころ、松山中学校の英語教師夏目金之助は、中堀貞五郎の世話で上野義方(小説「坊っちゃん」では荻野となっている)の離れの二階建てに明治29年4月11日まで住んでいた。ここを愚陀仏庵と称して、一時期、正岡子規も居候していた。(明治28年8月29日から10月19日まで52日間)
建物は昭和57年に復元されたものだが、人気観光スポットになっていただけに惜しい。
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