人生は得るものもあるが失うものもある
兎追いしかの山
小鮒釣りしかの川
夢は今もめぐりて
忘れがたき故郷
志をはたして
いつの日にか帰らん
山は青き故郷
水は清き故郷
ダークダックスの喜早哲(愛称ゲタさん)は、海外演奏の折には最もリクエストの多い曲が「ふるさと」だという。たしかに「ふるさと」は日本を代表する歌のひとつであろう。夕焼けのなかで赤とんぼを追った記憶、川で釣りをした思い出、友だちと一緒に森へ行ったこと、幼き日の思い出がこの歌にはこめられている。しかしただ懐かしさ、いとおしさだけではない。現実には小学校は廃校になったり、村はダムの下に消えてしまったりするし、もう故郷には戻れない。この歌には「人生は得るものがあれば失うものもある」という悲しさも秘められているような気がする。
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