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京都市上京区の堀川に架かる「一条戻橋」は794年の平安京造営のときに架橋され、橋そのものは何度も作り直されているが、現在でも同じ場所にある。第66代一条天皇の時代に摂政であった藤原兼家も二条京極邸に住んだが、この橋を幾度となく渡ったことであろう。一条天皇の世は道隆・道長兄弟のもとで藤原氏の権勢が最盛に達し、皇后定子に仕える清少納言、中宮彰子に仕える紫式部、和泉式部らによって王朝文学が花開いたときである。「蜻蛉日記」の作者道綱の母子、源頼光もこの付近に住んだと伝えられる。
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