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2010年6月14日 (月)

轟夕起子とジュディ・ガーランド

    CSで放送していた映画「ハナ子さん」(昭和17年)を見る。まず「撃ちてし止まん」の文字が映しだされる。映画は宝塚歌劇のようなレビューと歌。戦時中にもかかわらず明るい。美しくて気立てのよい娘ハナ子・轟夕起子と恋人の灰田勝彦が主役。ヒット曲「お使ひは自転車に乗って」もある。轟夕起子(1917-1967)は戦時女優という印象がある。戦時中は元気で明るい歌が好まれた。それはアメリカでも同様でジュディ・ガーランド(1922-1969)という少女スターが人気だった。昨夜「アンディ・ウィリアムショー」(昭和40年)に晩年のジュディがゲスト出演していた。アンディと化粧メイクのコントまでサービス。アンディが「あなたにはとても素晴らしい歌がある。そうレインボー…?」と言いながら、「虹を追って」を歌う。(この歌はアル・ジョルスンの持ち歌だがジュディも「美人劇場」で歌った)変な顔をしたジュディがおもむろに「虹の彼方に」を歌う。万来から大きな拍手がわく。これだけでも保存版映像だろう。ほかに「トロリー・ソング」を路面電車のセットで歌う。むかしの映画「セントルイスで会いましょう」(1944年、邦題「若草の頃」)でのワン・シーンを再現したものだ。それから少女のジュディがクラーク・ゲーブルの写真を前に「親愛なるゲイブルさん」と歌う「ユー・メイド・ミー・ラブ・ユー」(恋のとりこに)邦題は「踊る不夜城」アンディはゲーブルのものまねをする。ジュディは「あなたは最低のゲーブルのものまねだわ」という。数々のトラブルがありながらもジュディは最高にアメリカ国民から愛されたスターだった。

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