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2010年6月 2日 (水)

「風車のある街」と干拓事業

    吉永小百合主演映画「風車のある街」(昭和41年)はさわやかな青春映画である。昭和35年の「ガラスの中の少女」以来の浜田光夫(浜田光曠)とのコンビも6年目、30本以上になりマンネリの感はあるものの、やはり吉永小百合の恋人役は浜田光夫しかいないと確信させられる映画である。この映画でとくに注目すべきは日活初の海外ロケ、オランダである。なぜオランダであるかは、浜田光夫演じる倉石という青年が孤児院で育ち貧しい人の役に立ちたいと決心し、土木作業をしながら苦学し大学へ進み、オランダへ干拓事業を調査するからである。倉石の夢は「東京湾の干拓」である。戦後の食糧不足を打開するために始められた国営干拓事業は1970年度あたりから減反政策の転換で曲がり角となったが、それ以前の国土開発・幸福論的な映画であることが興味深いものがある。つまり環境破壊や漁業被害といったデメリットは一切でてこない。映画は時代の空気のようなものを素直に反映している。

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