近代文学において医学と文学とを両立させた人物は、森鴎外と木下杢太郎(1885-1945)である。杢太郎の本業の医者としては皮膚科であったそうだが、ハンセン病の研究にも熱心であった。文学では詩、戯曲、小説、随筆、評論、翻訳など広い分野に活躍したが、切支丹・南蛮美術の研究で知られる。東洋西洋を問わず、コスモポリタンであるとともに古典主義者であった。詩集「食後の唄」、戯曲「和泉屋染物店」などがある。
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