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2010年5月 5日 (水)

江戸の測量方たち

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    55歳の時から17年もかけて全国を歩き、精度の高い日本地図を作った伊能忠敬(1745-1818)のことはよく知られている。だが当時、各藩にも測量方という役職があり、伊能隊とも協力しあっていたという展示の企画が面白い。いま富山県の射水市新湊博物館で「伊能忠敬と地域の測量家たち」展が開催中。加賀藩に仕えた石黒信由(1760-1836)は「加越能三州郡分略絵図」を、岡崎三蔵(1742-1822)は「淡路国全図」を作成している。加賀藩、徳島藩の学芸が進んでいたことを物語る。

Photo_2 岡崎三蔵「淡路国全図」(岐阜県図書館所蔵)

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