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2010年5月 2日 (日)

あのスターは正義の味方?悪役?

    時代劇をみていて、大正3年生れの母親は市川百々之助、羅門光三郎らかつてのスターが脇にまわっていることに違和感を感じているらしい。そこで子供のケペルが「生涯脇はやらぬという大スターならいざ知らず、普通の俳優であれば加齢とともに脇にまわるのは宿命のようなものだろう」と人生の無常を説明した。

    脇でも悪役はしないという俳優もいる。「ウルトラセブン」の森次晃嗣はかつて正義の味方を演じ、子供たちのイメージを損なわぬため悪役はやらない俳優として知られる。だが脇役は数多くこなしてナンボで、生活の糧をえるため役を選ばないのは大方だろう。

    北原義郎や倉石征一郎ら二枚目俳優も後年、時代劇でキンキラの絹の羽織を着た悪役スターとなった。もともと主役で悪役となった俳優で最も個性的なのは、南原宏治ではないだろうか。南原はもともと東映のスターだったらしいが、五社協定を破ったため独立プロの作品に出演するようになった。「蟻の街のマリア」はその頃の作品。映画出演が減ったためテレビに出演。昨夜みた「無法松の一生」(昭和39年)はなかなかの珍品。脇の上田吉二郎、浜田寅彦、潮万太郎、中村是公、高橋とよ、南田洋子など演技派揃い。セピア色の画面がレトロ感を漂わす。辰巳柳太郎、阪東妻三郎、三船敏郎と名優が演じているが、南原の無法松もコミカルで現代的でいい。南原宏治という個性派俳優はもっと評価されてもいいと思うお気に入りのスターである。番組では柳澤慎一の軽妙な語りでの解説もある。

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