荻原守衛没後百年
荻原守衛(1879-1910)ははじめアメリカに渡って絵画を勉強したが、その後さらにフランスに渡って、ロダンの「考える人」をみて深く感動し、彫刻に転向した。しかし、その活動期は日本に帰ってきてからのわずか数年間で、30歳の若さで急逝した。
守衛の代表作「女」は、立膝で腕を後ろに組み、反り気味に上体をひねりながら顔を上向きにダイナミックなポーズで流れるような量感を表出している。このみずみずしい生命感は、彫刻が単に形だけをうつすものではないことを証明したものである。この像の顔は新宿中村屋の女主人の相馬黒光をうつしたものであるといわれている。この像は、近代彫刻として最初に指定された重要文化財である。明治43年4月22日、喀血し死亡。本年は守衛の没後百年にあたる。いま碌山美術館(長野県安曇野市)で5月23日まで「没後100年記念彫刻家荻原守衛新宿角筈アトリエ展」を開催中。
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投稿: 村石太マン | 2010年10月24日 (日) 22時23分