心のオアシス
昼下がり、3歳になる女の子とお母さんがやってくる。お母さんの絵本の読み聞かせが始まる。ここでは万代スーパーの買い物帰りに立ち寄るのを日課にしているそうだ。書店で絵本を買うのは難しい。見た目がきれいだからといって子供がよろこぶとはかぎらない。松居直は書店で絵本を選ぶ一つの目安として、「成人式を終えた絵本」といっている。つまり出版されてから20年以上、読者に支持されてきた絵本という意味だ。奥付に何刷とあり、その本が今までに繰り返し印刷された回数のことで、その回数が多いということは、その本の人気が高いということを意味する。「おおきなかぶ」「ぐりとくら」は出版されて40年以上になるがいまだに人気がある。よい絵本には寿命はないようだ。
不況や活字離れで絵本や本に親しむ機会が少なくなったが、小さな文庫で、お母さんと子供たちがほっと一息つける心のオアシスをつくっていきたい。
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