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2010年4月26日 (月)

アイスランド火山噴火による世界史的な影響

Img_0026 人肉を食らうといわれた天明大飢饉は1783年の浅間山とアイスランド火山の複合大噴火による影響であった

    ロンドンマラソンの選手がアイスランドの火山噴火による航空便の混乱でコンディションを崩したという新聞記事が載っている。火山噴火は思わぬことに影響を及ぼすことは歴史が雄弁に物語っている。1783年にもアイスランドの火山島は大噴火があった。噴煙に含まれている火山灰は成層圏に達して滞留し、太陽光を遮り、地球の温度が低下した。ラキ(ラカギガル)噴火は8ヵ月間継続し、1783年から1785年までに北半球の平均気温は通常より2度下がった。噴火の長期化で気温が低下し、農作物に被害を及ぼし、北半球では冷害と飢饉が起こった。日本では天明の大飢饉、アメリカではマサチュセッツとニューハンプシャーで貧農が暴動を起こした。そしてフランスでは飢饉が起こり、フランス革命のきっかけになったのである。日本では米価が高騰し、江戸・大坂その他各地で打ち壊しが起こり、東日本では、人肉を食らう者も珍しくなかったといわれる。これらは浅間山の大爆発が原因とみられていたが、実は複合大噴火による地球環境の気象現象の変化が主因である。今回のアイスランド噴火が長期化するかどうかは不明であるが、航空便の欠航という程度の話ではないことだけは確かである。2世紀前のアイスランド噴火はマリー・アントワネットやルイ16世にとっては不運であるが、フランス革命というのは多くの世界の人民にとっては重要な出来事である。「風吹けば桶屋が儲かる」という言葉がある。風が吹くと砂ぼこりが出て盲人がふえ、盲人は三味線をひくのでそれに張る猫の皮が必要で猫が減り、そのため鼠がふえて桶をかじるので桶屋が繁盛する。このたびのアイスランド噴火で儲かるのは誰だろうか。

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