天国と地獄
本日の巨人・広島戦は木村拓也コーチの追悼試合である。木村コーチといえば、やはり昨年のヤクルト戦のエピソードだろう。延長12回巨人は3人の捕手をすべて使い果たしてベンチには誰もいない。捕手経験があるのは木村ひとりだった。12年ぶりでマスクをかぶった木村は無事に一回を守りきった。あとで心臓がバクバクだったと語った。小柄な木村が選手層の厚い巨人で一軍として活躍するのは大変な努力だったろう。選手もファンもみんな知っているから木村拓也のことを忘れないのだろう。あまりにも早世ではあるが、優勝という栄光をつかみ、大好きなことに命を賭したまことに幸福な野球人生だったかもしれない。
常勝巨人軍としては今日は絶対に落せない試合だろう。だが勝負事はわからない。昨夜の試合も、結果を見れば10-4だが、実は勝敗は紙一重だった。2-2と同点にされた巨人は広島のスタルツ投手に苦しんでいた。六回長野の凡ゴロをスタンツが遊撃手に任せず自ら手を出したことが、不振に苦しむ高橋の二塁打をうんだのである。勝負の明暗は神のみぞ知る。
木村コーチが天国なら、台湾プロ野球で監督になりながら野球賭博(八百長)に加担し、遠く異国の地で裁判を受けた元阪神タイガースの投手・中込伸はまさに地獄にいるような心境だろう。グラウンドには栄光と地獄がある。
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