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2010年3月 8日 (月)

人名に由来する島の名前

                 ウランゲル島▼Img_0026_2

  世界にある島の名前には、人名がしばしば用いられることがある。それは領有権を主張しようという意図が込められているのであろうか。東シベリア海にあるウランゲルWrangel島、あるいはウランゲリ島の場合でみてみよう。1867年、帝政ロシアの探検家フェルディナント・フォン・ウランゲル(1796-1870)は数回の探検を試みたが、この島を発見できなかった。(島の発見者はアメリカ人のトマス・ロング)のち、アメリカ、ロシア、カナダの人々が探検して、イギリス、アメリカ、ロシア間にその領有について紛争がおこったが、1916年ロシアがその領有を宣言した。島を発見しなかったのに島名にその名が因んでいるのもめずらしい例である。

    マリアナ諸島Marianasは、1668年スペイン国王フェリペ4世の王妃マリア・アンナの称号であるマリアナ・オブ・オーストリアMariana of Austriaにちなむ。マーシャル諸島Marshallは、1788年イギリス東インド会社のマーシャル船長に由来する。ソロモン諸島の北端にあるブーゲンビル島Bougainvillは1768年、この島を発見したフランスの航海者ルイ・アントワーヌ・ド・ブーガンビル(Louis Antoine de Bougainville、1729-1811)の名にちなむ。植物ブーゲンビリアも彼の名にちなむ。ニューギニア北方にあるビスマーク諸島Bismarkは、1884年、ドイツが占領し、時のドイツの首相ビスマーク(1815-1898)にちなんで命名された。ポリネシア諸島のクック諸島はもちろんイギリス人の航海士ジェームス・クック(1728-1779)にちなむ。南極大陸に近い島ウィルクスランドWilkes Landは、1804年、アメリカの南極探検家チャールス・ウィルクスCharles Wilkes(1798-1877)によって発見され、ウィルクスの名と、ランドLand「陸地」を合わせた地名がつけられた。南太平洋トリスタン・ダ・クーニヤ諸島Tristan-da-Cunhaは、1506年、この島を発見したポルトガル人航海者トリスタン・ダ・クーニャTristao da Cunha (1460頃-1540頃)の名にちなむ。アルゼンチン沖にあるフォークランドFalklandはイギリスのフォークランド卿の名にちなむ。大西洋上のバミューダ諸島Bermudasは、1515年、この島を発見したスペイン人ホアン・デ・ベルムデスJuan de Bermudas の英語読みである。ベーリング海にあるプリビロフ諸島Pribilofは、1786年から1787年、この島を発見したロシア人のG.プリビロフ(Grvrill Pribilof)の名にちなむ。

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