動物愛護という名のホロコースト(大量虐殺)
ペットは世界中で、推定で5億匹いるといわれる。アメリカでは毎年1700万匹の子犬と3000万匹の子猫がうまれている。そして毎年400万匹から600万匹が安楽死させられている。なぜそれほど多くの動物が施設に送られるのか。よくあるのはペットに流行があることです。大きくなって世話ができなくなると、飽きてカワイイ小さなペットと交換するのです。生き物が使い捨て商品となっている現代の風潮に問題があります。無許可の悪徳ブリーザーにも勿論問題はありますが、おそろしい自己本位の飼い主がたくさんいることがもっとも問題です。また動物の命を軽視する動物愛護センター(この名称が怪しいのですが、実態はほとんど不要の犬、ネコを引き取り殺すところです)が税金で大量虐殺をしていることに問題があります。いま建設予定の横浜市動物愛護センターでは最新鋭の「ドリームボックス」を設置する計画です。殺処分が全行程機械の流れ作業。二酸化炭素で年間4000匹の犬猫を殺せる。まるでアウシュビッツのガス室のようである。
兵庫県の尼崎市で小さな事件が昨年の4月にありました。子どもが捨て猫を見つけて交番署へ届けました。交番のおまわりさんは尼崎警察へ連絡しました。警察の職員は、そのネコを尼崎の動物愛護センターに届けずに、故意に逃がすように指示しました。あとで飼い主が現われましたが、ネコは見つからず、警察の職員は訓戒処分となったのです。当時はなぜ職員が動物愛護センターにネコを引き渡さなかったのかよくわかりませんでした。ところが、昨年末からの悪徳業者と動物愛護センター、保健所などの一連の不祥事で露見しました。尼崎では「動物愛護センターへ送ったら殺される」ということは誰れでも知っている事実で、ネコをかわいそうに思った職員は自分が処分されても猫の命を助けたいという行為だったのです。役所は規定どおりに処理しないと処罰されますが、いかに動物愛護センターが地元で恐ろしい所であるか噂になっているのです。いまに動物の祟りがあるかもしれません。そんなことになっても女性市長の平気な神経は理解に苦しみます。現在では4Rの原則というのが知られています。
一時保護(レスキュー)
元の飼い主に渡す(リユニット)
社会に戻す(リハビリテーション)
新しい家庭に送り出す(リホーム)
の四つの作業が、シェルターワークの4Rといわれるものです。犬やネコを一時保護すればいいと思うのですが、作業の手間がかかるのと場所や餌の問題で日本流にどんどん殺してしまうのでしょう。ついに徳川幕府の生類憐れみの令、の時代以下の人でなしの日本人なんでしょうか。
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