自分をみつめる
NHKの「ようこそ先輩」を見る。脚本家の田渕久美子が母校(島根県益田市立吉田小学校)へ行って課外授業をする。テーマは「心を掘りまくれ」。生徒2人を対面さして、相手の悩みを聞きだす。そして将来の夢や相手のいい面を見つける。お互い話し合うことで、理解し、自分の心もすっきりするらしい。たった二日間だけど、自分をみつめるよい機会になったのではないか。
田渕久美子は自己の経験から「自分を信じること。自身を持つことの大切さを感じていた。それにはまずもう一人の自分がいて(双子の妹のような存在)、自分をはげましてくれる。」そのような気持ちを生徒に伝えたかった。自己肯定。成長期は自分を他人と比べたりして、落ち込んだり、悩むことが多い。周りの人に関心をもって、話かけたり、コミュニケーションをとることは、自分の存在にもプラスになる。いいアドバイスだったと思う。この種の講演は郷土の出身者が中央で成功した、憧れの人、という目線でなく、人間としてのフツーの話がいい。セレブに憧れてもプラスにならない。基本は毎日の授業だ。担当の教師の話を真剣に聞いてほしい。宇宙飛行士や野球選手の話を聞くというのがもともとのスタートだったが、番組を継続していくうちに、制作サイドもだんだんとどういった講師がいいか、わかりはじめてきたのだろうか。
それにしても田渕久美子さんって…、素敵な女性ですね。
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