時をかける少女
物語は放課後の理科実験室で始まった。掃除も終り、深町一夫と堀川吾朗は手を洗っていた。そのとき、一人残った芳山和子は実験室で不審な物音を聞いた。誰もいないはずなのに。思いきって入ってみたが人の姿はなかった。が、突然和子は不思議な香りに包まれて気を失ってしまう。気がついた時には、すべて何事もなかったように整然としていた。しかし、あの不思議な香りだけはしっかりと覚えていた。あれはラベンダーの香り。
芳山和子の心からはあの不思議な体験はすべて消されていた。そして初恋の思い出も。原作は筒井康隆のジュニア小説。高1コースに連載されていた。あれから半世紀。懐かしい昭和の時代の青春がリメイクされて甦った。今度は、芳山和子が交通事故にあい、昏睡状態で「深町一夫」の名をうわごとで呼ぶ。娘は母の恋を再体験するためタイム・リープとテレポーテーションする。島田淳子、原田知世、南野陽子、内田有紀、中本奈奈、安倍なつみ、そして仲里依紗。アニメーション。甘くそして切ない思いは時代を超えて語り継がれる。
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