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2010年2月13日 (土)

帽子が似合う外国女優

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    帽子の似合う外国女優は誰れ?もちろんグレタ・ガルボっていう月並みな答えが返ってくるかもしれないけど、エンガントなものでなくて、もっとカジュアルな帽子で・・・。ミア・ファーローは豪華なものも、カジュアルなものもなんでもござれ、映画でご披露している。むしろ変てこりんな恰好がよく似合うタイプ。眼鏡なんかも似合うよね。アメリカン・ニューシネマの女優たち、キャサリン・ロス、キャンディス・バーゲン、フェー・ダナウェーなど横一線だけど、結局、女優として大成したのはミア・ファーローだろう。公開時も見たけど「フォロー・ミー」(キャロル・リード監督)を再見。時を経ても内容の褪せない名作なんだ。「第三の男」の監督とは作風が違うように感じるけど、英国流のオシャレなんだろう。

    物語はアメリカのカリフォルニアでヒッピーだったベリンダ(ミア・ファーロー)という小娘がロンドンのレストランでウェイトレスとして働いていた。ある日、ふとしたことから上流階級の会計士チャールズ(マイケル・ジェイストン)に見初められて奥さんになった。何自由ない生活だがなかなか上流階級のパーティーに馴染めない。そのためベリンダは毎日、ロンドンの街を一人でふらついている。チャールズはベリンダの気持ちがわからず浮気をしているのかと思い、素行調査を依頼する。探偵のクリストフォール(トポル)は尾行をはじめるが、ドジですぐにベリンダにばれてしまう。ピサの斜塔パフェを食べて、動物園、植物園、そしてホラー映画を見る。公園で夕陽が沈むのを最後まで見る。話すこともなく、お互いの存在は認めているという関係が10日間も続き、ふたりの間に親密な感情が生まれる。クリストファーはベリンダをみて、自分が失っていた自然な人間の感情をとりもどして胸をうたれれる。私たちは「公衆の目」(public eye)をあまりに気にしすぎて、本来の自分を失ってしまう。他人の眼で評価された生き方と、自分の心に忠実である生き方と、どちらを選ぶか。そして夫のチャールズもベリンダの毎日を尾行して彼女の本来の生き方を知るというお話。

    ベリンダの風変わりな衣装や緑色の帽子など、自由を象徴するアイテムが一杯でてくる。洒落た大人のロマンチック・コメディ。むかしオードリー・ヘプバーン、アルバート・フィーニー主演の「いつも二人で」が同様のテーマだったが、やや深刻となって失敗した。同じ題材でも味付の違いで面白くなるという見本である。ミア・ファーロー、トポルというキャスティングも大正解。ピーター・シェーファーのシナリオもいい。

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