関西の若大将
加山雄三といえば湘南というイメージがある。若大将シリーズ第5作「海の若大将」はシリーズ中屈指の名作である。「エレキの若大将」の前作でまさにブレイク直前の予感を感じさせる。映画は京南大学水産学部の田沼雄一が航海術を学ぶべく、青大将石山の船で、親友の江口と3人で八丈島めざして航海へ。ところが途中、船内にスーパーの店員澄子(星由里子)が忍び込んでいた。船酔いをする4人は台風に遭い、御蔵島に漂流する。網元の孫娘に救われた雄一は娘に惚れられる。ふたりの仲を誤解した澄子は雄一と喧嘩する。日豪対抗水泳大会に出場するが雄一は苦戦する。誤解を知った澄子の応援で見事優勝を飾る。この映画は宝塚映画制作で関西ロケが行われた。大学のキャンパスは関西学院大学である。海岸シーンは西宮沖で撮影された。プールは扇町プール。「関西の若大将」や、おまへんか。
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