鉄道万歳
昨日、東海道新幹線は架線が切れるという事故で3時間以上ストップした。ほぼ満員の乗客たちはイライラで疲れた様子。でも昭和39年10月1日開業以来、乗客の安全運行だけは果たしてきたのは立派なもの。昭和30年代は未来の交通機関が何であるか激しい論争が繰り広げられた。当時、航空機が伸びて、高速道路も出てくる。有識者のなかには鉄道は長距離輸送は担当しなくてもいい、これからは飛行機の時代だと明言するものもいた。新幹線反対論の代表は「あひる飛びなさい」の作家阿川弘之。交通問題にも詳しい阿川は「万里の長城と戦艦長門と新幹線、これが世界の三馬鹿」となじった。「きかんしゃやえもん」「戦艦長門」などの作品を著わす阿川だが、山本五十六よろしくこれからは航空機の時代という考えが強いのだろう。ところが現実は日本航空の経営破たん。わからないものである。関西に住んでいるが、東京へ行くときは迷わず新幹線を利用するだろう。神戸空港や伊丹空港も近くにあるが、予約やロビーでの待ち時間、都心までの時間など考えると、けっきょく新幹線の方が楽だ。
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