無料ブログはココログ

« 菅止戈男 | トップページ | 携帯の画像撮影の危うさ »

2010年1月 7日 (木)

貝がらを持つニンフ

Img_0017 貝がらを持つニンフ  1683-85年 大理石  ルーヴル美術館

   アントワーヌ・コワズヴォクス(1640-1720)は、ルイ14世時代のフランスの彫刻家で、シャルル・ルブランに委嘱されて、ベルサイユ宮殿のために「正義と力」「ルイ14世の戴冠」など多数の彫像を作った。この「貝がらを持つニンフ」は、原形が二つあるが、一つはローマのボルゲーゼ美術館所蔵のものである。古代彫刻とコワズヴォクスの作品を比較すると、彼は古代彫刻の典雅さを失うことなく、人物をよりしなやかに、より優雅に、より人間的になっている。このニンフの像は、生きたモデルをもとにして制作されたらしいが、やはり古代彫刻から受け継いだ節度とリズムが作品のすみずみにまで行きわたっている。彫刻史上にその名前を残したコワズヴォクスだが、残念ながらわが国ではあまり知られていない。「クワズヴォクス」など表記の揺れもあるが、ウィキペディアにも項目がない。

« 菅止戈男 | トップページ | 携帯の画像撮影の危うさ »

「文化・芸術」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

« 菅止戈男 | トップページ | 携帯の画像撮影の危うさ »

最近のトラックバック

2017年5月
  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31