東京女子高師の小川淑子先生の「礼法」(柴田書店)は戦後の女子礼法教育のスタンダードな教科書だった。小笠原流を基本としている。近著では坂東眞理子先生の「女性の品格」も礼法の本には珍しくベストセラーとなった。品格をキーワードに現代女性にこまごまと書かれていて納得させられることも多い。この本を読んだある女子高生がわたしの友人にこういう事を尋ねたそうである。「いったいキスをする時には目をつぶっているものなの?それともあいているものなの?」残念ながら小川先生や坂東先生の名著にはデートの礼法が記されていないのをはなはだ遺憾に思っている。
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