クリント・イーストウッド
映画雑誌「キネマ旬報」恒例の2009年日本公開のベストテンが発表された。外国映画ではクリント・イーストウッドの2作品が挙げられている。第一位の「グラントリノ」と第五位の「チェイサー」。クリント・イーストウッドはテレビ「ローハイド」のカウボーイとしてお茶の間で知られた俳優だ。マカロニ・ウエスタン、ダーティ・ハリー、マディソン郡の橋とイメージを変化させてきた。あれから50年。俳優だけでなく、政治活動も盛んで、イラク戦争に反対したり、映画の過激な描写を規制する法案に反対したりしている。また「父親たちの星条旗」「硫黄島からの手紙」で米国と日本との相互理解の促進に貢献したとして、日本で再び人気がたかまってきた。意外にも煙草は吸わないし、ベジタリアンだそうだ。知日家なのは黒澤映画を通じて、日本の文化に敬意が生まれたのかもしれない。ともかくも虚飾の町ハリウッドが生んだ異色スターは偉大な映画人となったことだけは間違いない。
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コメント
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ここまで俳優として監督として地位を保つ人は珍しい。最近、84歳にして新恋人との映像が流れ、これがまた似合ってる…いつまでも元気、現役で才能を発揮する秘訣かな…。
投稿: | 2014年7月 7日 (月) 09時57分