ワクチン争奪戦の果て
今年新型インフルエンザの世界的に大流行でワクチンの争奪戦があった。アメリカ、ヨーロッパの先進国が大量に確保した。日本は優先的に接種できる人と本人の意志で接種する人にわけられた。この接種料金は個人負担なら6150円もする。命とひきかえなら多少とも経済的に余裕のある人はワクチンをするだろう。日本人はお医者さんや病院が好きだ。ワクチンが不足している。ところが欧州ではワクチンが大量に余っているという。ワクチンの有効期限は1年のため、早く他国へ売却するか、廃棄するしかない。外国のほとんどの国は無料なのになぜ接種しないかというと、副作用を恐れるためである。接種率は人口の8パーセントぐらいで低い。日本人はかなりの人が接種するので外国から高価で余りのワクチンを買って皆する。それで副作用で熱出していればせわない。そういえば最後のほうに、「まれに重い症状を引き起こすこともあります」という説明が書いている。まるで後で訴訟になったときを考慮して、リスクを告知しているかのようである。ワクチン争奪戦もあさましいが、風評で買い占めたり、売れ残りを転売したり、悲喜交々のワクチン騒動。ワクチンやマスクで儲けた業者はウハウハ。
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