透明人間
映画「透明人間」は「ゴジラ」(昭和29年)に次ぐ東宝特撮SF作品である。お話は旧日本軍の特殊部隊「透明人間特攻隊」はサイパン島で玉砕を遂げたが、そのうちの2人だけは助かって帰還していた。この透明人間は一度透明人間になってしまうと、元に戻ることができない。キャバレー黒船のサンドウィッチマンのピエロが透明人間(河津清三郎)である。ともかく昭和30年頃の東京の風景はアーカイブものの珍品である。街頭テレビ、ナイトクラブのショー、路面電車、トラックの荷台に乗った大勢の警官たち、スクーター、競馬場、すべてが戦後風俗の貴重な昭和の記録。盲目の美少女を演ずるのは、なんと童謡歌手の近藤圭子ちゃん。(なつかしい~)映画が大人向けなのか子ども向けなのか定まってなかったようだ。
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いつも興味深い記事をありがとうございます。
自分のご先祖様を辿る時にケペル先生に出会う事ができました。
それ以来楽しく読ませていただいてます。
随分寒くなりました。
お体に気をつけてお風邪など召さぬように、
これからも楽しい記事を書いてください。
投稿: にこにこ | 2009年12月 9日 (水) 10時27分