職業はプロレスラー
「リチャード・キンブル。職業、医師」というナレーションで始まるTV「逃亡者」のモデルとなったサム・シェパード。無実となって45歳で選んだ職業はなんとプロレスラーだった。
1954年の独立記念日、オハイオ州クリープランド郊外のエリー湖に面した高級住宅地で殺人事件が起こった。被害者は医師の妻マリリン・シェパード。事件は偏見に満ちたマスコミの過熱報道によって、証拠は不十分だったにも関わらず、夫のサム・シェパード(1923-1970)は殺人罪で有罪となった。再審請求は何度も却下されたが、12年後の1966年、連邦裁判所は有罪判決を破棄した。無罪となったサムが選んだ第二の人生は、なんとプロレスラーだった。逆境の際には肉体を駆使することがいいそうな。「医師になったのは父親に強制されたからで、私にはレスリングなどのスポーツのほうがずっと楽しい」と語る。
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