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2009年12月12日 (土)

臼田亜浪秀句

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家をめぐりて今年の夕日おくるなり

    気忙しい大晦日もいま暮れんとしている。部屋も拭掃除されてすっかり片付いた。庭も清く掃かれて塵ひとつない。家はすべても新年を迎えるばかりになっている。おだやかな夕日は硝子戸を赤く照らし、庭を染めていま西へ沈もうとしている。作者は恙なかりし今年わ喜ぶとともに、来る春を迎えんとするのである。

    臼田亜浪(1879-1951)は季語・定型を守りつつ、生活的情感の自由表現を目指した。伊沢元美は「亜浪はホトトギス派と新傾向派の中間を行くといった風がある」と評した。大正・昭和戦前期は俳壇といえばホトトギスであった。反ホトトギスの亜浪はその意味では俳壇の外の人であった。今日、もっと評価されていい俳人であろう。

郭公や何処までゆかば人に逢はむ

流れ消ゆ雲かよ野路の閑古鳥

ふるさとは山路がかりに秋の暮

ゆく雲の心を誘ふ暮の春

墓起す一念草をむしるなり

氷挽く音こきこきと杉間かな

鵯のそれきり鳴かず雪の暮

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「日本文学」カテゴリの記事

コメント

曇る日も晴れる日もある心にも…

素晴らしき哉、人生は!
It’s a Wonderful Life

オホーツクブルーの空から
ふわ~り ふわりと
白い天使たちが舞い降りてきます
無音のシンフォニーです
最高のイルミネーションです
そして、タダです。

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