わが青春のとき
日本は面積が狭いが、南北に長く、棲息する動植物の種類は多い。そのため風土病の種類も多い。これら風土病を撲滅するためには原因の究明、薬剤の開発などが必要であるが、疾病患者数と研究コストを考えると大学研究所ではあまり研究したがらない。ドラマ「わが青春のとき」は若き青年医師(石坂浩二)が医学大学の研究所をやめて風土病にとりくむというヒューマンドラマである。原作はA・J・クローニン(1896-1981)の「青春の生き方」。クローニンはロンドンのウェスト・エンドで開業医の経験がある作家。ドラマにでてくる「首木病」というのは、首木村という架空の地名で発生した風土病ということになっているが野兎病の一種か。ウイルスで感染するらしい。「わが青春のとき」倉本聡、理論社、1982年3月。
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