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2009年11月13日 (金)

江戸の拷問「ぶりぶり」

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   現行法では「黙秘権」が認められている。つまり黙秘していることに対して、強制を加えられることはないし、また黙秘しているために、不利益な心証をとられることはないことになっている。反対に自分の不利な事実を認めることを「自白」という。裁判の歴史で、これまで自白を強制・拷問・脅迫により強制した歴史的事実は明らかである。とくに江戸時代の裁判は、物的証拠がそろっていても、被疑者の自白がなくては断罪できなかった。そのため被疑者を拷問してでも、自白をとりつけねばならない。鞭打ち、石抱き、海老責め、釣るし責め、逆さ釣り、水責め等、いろいろの拷問が書物の中に記載されているが、「ぶりぶり」という珍妙な名前の拷問が実際にあったらしい。「ぶりぶり」とは丸裸にして、口には馬のくつわのように手拭いを喰わせ、肢体を四つ手に縛りあげて梁に吊るしあげ、輪になった男衆が「ぶりぶり」と唱えながら、棒で力まかせに打ち続ける。脱走した遊女や、駆け落ちに失敗した女郎責めであったらしい。映画「子連れ狼、死に風に向かう乳母車」(昭和47年)の中で、女郎を助けた拝一刀(若山富三郎)が身代わりに逆さづりにされて「ぶりぶり」の拷問を受けるシーンがある。

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