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2009年11月24日 (火)

「天地人」立川文庫の世界

    NHK「天地人」が終了し、直江兼続のことを調べていると、坂口安吾の小品に「直江山城守」がある。戦後書かれたもので(昭和27年)、山城守を山本五十六に喩えている。新潟出身の安吾が上杉謙信や直江兼続に詳しいのは当然のことかもしれない。安吾史観がインスパイアーされて火坂雅志が書いたのかもしれない。ケペルは関西の人間なので子どもの頃、貸本マンガのような赤本を知っている。多くは時代劇で猿飛佐助が活躍し、徳川家康が悪玉だった。これは明治末から大正に流行った立川文庫の影響が関西にはあったからだ。真田幸村、後藤又兵衛、霧隠才蔵、猿澤飛助、熊谷鬼王丸、真田小太郎、猿飛小源吾、後藤又十郎、薄田小隼人、というデタラメな名前のものから、直江山城守というのも立川文庫にはある。石田三成と結んでいたので山城守も関西では善玉だったのだ。

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