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2009年10月13日 (火)

「連山易」「帰蔵易」

   「易経」は古代中国の占いの経典であるが、その原型がまとまったのは、西周末期か春秋初期と推定される。殷代には亀甲や獣骨を焼いてそのひび割れを見て亀卜が盛んに行われたが、周代になるとそれと並行して筮竹を数える卜筮が行われはじめ、その結果は、絹布に記録されて大切に朝廷に保管された。こうして集積された筮辞のうちから、適中したものでしかも各卦各爻にふさわしいものが選ばれて編集されたのが、現在の「易経」の原型となったものであろう。

    易には「連山」「帰蔵」「周易」と三易といわれるものがあった。連山易は神農もしくは夏王朝の易、帰蔵易は黄帝もしくは殷の易とされる。「連山」「帰蔵」は既に失伝してしまい現存するのは「周易」のみであり、「連山易」「帰蔵易」は存在しない。

   現存する易でよく知られているのが魏の王弼の「周易」で十三経注疏に収められている。このほか宋の程頤の「易伝」、宋の朱熹の「周易本義」などがある。漢易は多く滅んだが、唐の李鼎祚によって「周集解」にあつめられ、清の恵棟、張恵言らによって復元されている。夏の「連山」、殷の「帰蔵」も清の章宗源が乾隆年間に諸儒の史志にみえているもの、散逸したものを集めて一書をなした。それを道光年間に馬国翰が「玉函山房輯秩書」に収めている。

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