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2009年10月15日 (木)

ラスト、コーション

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    1938年。日本軍の中国への圧力が高まり、香港に逃れた女子学生のワン・チアチー(タン・ウェイ)。香港の演劇部で、レジスタンスの学生クァン・ユイミン(ワン・リーホン)を愛するようになる。ワンはイー(トニー・レオン)をハニートラップ(色仕掛け)で暗殺する計画をもちかけられる。貿易商のマイ夫人と偽り、イーに近づく。しかし彼らの計画は失敗に終る。

    1942年の上海。あの事件以来、本格的にレジスタンス活動に身を投じたクァンは、上海大学に通うワンを訪ね、もう一度、イー暗殺への協力を頼み込む。再びマイ夫人に扮し、イーに近づいたワン。彼女の仕組んだ罠とも知らずに、二人は身体の関係を結ぶ。しかし、逢瀬を重ねるうち、彼女は本気でイーに惹かれ、彼もワンを愛するようになっていった。やがて、暗殺実行の夜。イーがワンを連れて宝石商を訪ねた時、クァンとその仲間が銃を構えているのを知っていたワンは、「逃げて」とつぶやいてしまう。間一髪、危機を脱したイーは、部下に命じて暗殺を企てた抗日グループを逮捕させる。その中にはワンの姿もあった。事実を知ったイーは「ワンを夜10時に処刑しろ」という命令を下す。

    映画「ラスト、コーション」はタン・ウェイの清楚と妖艶を見事に使い分けた演技によって国際的にヒットした。タン・ウェイ(湯唯)は、1979年10月7日、浙江省楽清市の生まれ。10代からモデルをつとめ、2004年ミス・ユニバース・コンテスト北京大会で5位に選出されたことで、芸能界入り。TV「警花燕子」(2005年)の主役を獲得、中国中央テレビの女優賞を受ける。ワン・チアチーの役は1万人の候補者からオーディションで選出された。「ラストコーション」の大胆な演技により、新しいセックス・シンボルとなったが、現在、中国当局によって事実上、芸能活動を干された状態にあるという。

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