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2009年9月25日 (金)

槿花一日の栄

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  左からキム・チャンオク、高橋尚子、甲斐智子

   スポーツの世界では、脚光を浴びるスーパーヒーローの陰にかくれ、その功績が全く忘れ去られる人がいる。女子マラソンの甲斐智子の名を知る人は今日どれだけいるだろうか。

    シドニー・オリンピックは史上最強の女子マラソンの日本代表トリオといわれた。その中に甲斐智子の名はない。高橋尚子、山口衛理、市橋有里であった。実力もさることながら、美人揃いであることが男性の女子マラソンへの関心を高めた。しかし彼女たちに勝るとも劣らぬ可愛さの甲斐は不運が続いた。98年の名古屋、98のアジア大会、2000年の名古屋と3度高橋尚子と戦って3度とも敗れた。彼女の全盛期は高橋尚子と全く重複していたのも不運であった。1998年のバンコクでのアジア大会。高橋が猛暑のアユタヤを独走して一躍ヒーローとなったレース。この試合も甲斐は粘って2時間35分01秒で第3位で銅メダルに輝いた。しかし翌日の新聞には高橋一色で、甲斐の記事はほとんど無かった。いま思えば、甲斐智子は朝開き夜しぼむムクゲの花のような短い選手生命だった。「槿花一日の栄」しかし、その美しさは永遠に忘れない。

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