連続ドラマの終わり
NHK連続テレビ小説「つばさ」もいよいよ最終週「二度目の春」が放送されている。蔵造り通りに戻った老舗和菓子屋「甘玉堂」、ラジオポテトも川越キネマの場所に残ることができた。つばさの周りの人々もそれぞれの道を歩んでいる。翔太、真瀬も新しい道を探した。だがつばさと加乃子の問題だけが残されていた。ラストでつばさがどのようにはばたくのか…興味が残されている。でも脚本家やプロデューサーのいう「泣けて笑えるドラマ」というふれ込みではあるが、泣くことも笑うこともできないドラマだったような気がする。それに比べて韓国ドラマ「空くらい地くらい」(BS朝日で放送中)は140話を超えてますます内容は膨らんでいく。ムヨンの実母ジンスクとジス(ハン・ヒョジュ)が対面する場面。ジンスクはジスに赤ん坊の時のムヨンの産着や育児日記を渡す。手形と足形がある。「あなたは大切な存在」という回の挿話だが、感動的なシーン。ムヨンは自分が捨てられたと思い悲しんでいた。この話は少し「つばさ」とも共通する。「空くらい地くらい」では具体的にグッズで母の愛情を表現してくれた。それを受け取ったジスはムヨンに見せて、ムヨンは「俺がまた落ち込んだとき、そんなことは無いと思うけど、そんなときまた見せてくれ。それまで預かってくれ」という。ジスも軽くうなずく。このような何気ない会話がいい。もちろん韓国ドラマなので主役のパク・ヘジンとハン・ヒョジュのラブラブがイイ感じでないとドラマは成り立たない。「つばさ」は多部未華子と翔太、真瀬との愛情関係に距離があり、恋愛未満だったことがドラマが盛り上がらない一番の要因であろう。多部未華子は清楚ないい女優だと思うが、今後女優として一皮むけてほしい気がする。
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