無料ブログはココログ

« 戦後の或る小図書館の研究(守屋図書館の場合) | トップページ | 秋岡梧郎と安全開架 »

2009年8月30日 (日)

落椿

Photo

  NHK大河ドラマ「天地人」。豊臣秀吉が亡くなった。秀吉のツバキ好きは有名で、文禄3年築城の伏見城の庭に、全国の珍しいツバキを集めたという。だがツバキが散るときは、花がぱっと落ちる。潔く散りゆく姿に「武士椿」(ぶしつばき)という言葉もある。このように椿は首が落ちる様子を連想させるので、俳句でも「落椿」と表現され、椿を入院の見舞いに持っていくことはタブーとされている。競馬の馬の名前も落馬を連想されるので、「○○ツバキ」という馬名は避けられるという。
   天下分け目の関ヶ原の戦いがあっけなく終わり、人々が勝ち馬に乗るのは昔も今も変わりはない。落選した大物センセイたちも首が落ちる心配はないだけ平和な世であろう。

« 戦後の或る小図書館の研究(守屋図書館の場合) | トップページ | 秋岡梧郎と安全開架 »

日本史」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

« 戦後の或る小図書館の研究(守屋図書館の場合) | トップページ | 秋岡梧郎と安全開架 »

最近のトラックバック

2025年2月
            1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28