連続テレビ小説「つばさ」を最後まで応援します
今日、本屋で「NHKステラ」のカレンダー・カードをゲットした。多部未華子の写真の顔が心なしか沈んでみえる。視聴率が一向に上昇しない。4月スタートは17.7%だったが、15.9、16.0、14.0と5月、6月は推移し、7月の前半の山場を迎えても13.8、「嵐の中で」14.2、「さよならおかん」14,4、「二十歳の夏の終わりに」13.2であった。先週は長瀞ロケで斉藤由貴が再び登場したのに、逆に下がっている。今週「太陽がいっぱいだ」で再びラジオポテトにもどるヒロインつばさだが視聴率が上昇する機運はなさそうだ。多部未華子の熱烈なファンは別にして一般視聴者から不評であることは逃れようもない事実である。「時間ですよ」「寺内貫太郎一家」のようなホームドラマというふれこみであったが、暗い話が多くて、つばさや翔太も元気がない。この企画は昨年の「篤姫」ブームの影響がNHKサイドにあったようだが、宮崎あおいのようなメリハリのある演技ならばもうすこし明るいコミカルな雰囲気になったろうが、多部未華子という魅力ある素材を生かしきれなかったことが悔やまれる。多部はバレエが得意なようで、身のこなしの美しさがある。なにより素顔のままの美しさと聡明さが魅力である。いわゆる芸能人らしさがないことが最大の魅力で朝ドラのヒロインとしてはふさわしい女優であっただけに作品的にめぐまれなかったことは残念である。もちろん将来のある女優さんであるので、NHKで大ブレークして固定したイメージがつくよりも長い女優人生を考えた場合、朝ドラ大コケのほうがよかったということもありえるように思う。韓国のドラマのように不評なら中止ということがないので、ともかく安心して最後まで「つばさ」を応援することにする。
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