アルプスの少女ハイジは永遠に
「ハイジ」の作者で知られるヨハンナ・シュピーリ(1827-1901)。(むかしはスピリと表記されていた。)医者の娘としてスイスのヒルツェルという美しい山村で生まれた。6人兄姉妹の第4子。愛称はハニー。ハイジのように、野山をかけめぐるお転婆な女の子だった。また、読書家でもあり、愛読書はゲーテ。25歳のときに結婚。幸福な家庭生活を過ごすかたわら、少年少女の物語を多く書いた。とりわけアルプスのハイジを主人公にした物語「ハイジの修行時代と遍歴時代」(1880年)と「ハイジは習ったことを使うことができる」(1881年)は世界各国語に訳され広く読まれた。ほかにも「グルトリの子どもたち」「ウィルデンスタインの城」「コルネリの幸福」などがあり、その全体が「子供と子供を愛する人々のための物語」全16巻(1879-1895)にまとめられている。ほかに「フローニーの墓の上の一葉」などがある。
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