人生の坂道
道は登り坂でしょうか、どこまでも。
そうです、最後の最後まで。
旅はまるまる一日かかるのでしょうか。
そうです、明け方から夜中までも、友よ。
どんなひとの人生も坂道をのぼるようなものだろう。男も、女も、金持ちも貧乏人も、資本家も労働者も。現代社会は物質にめぐまれ、とりあえず餓死する人は我が国では稀である。(もちろんさまざまな事情で餓死する人もいる)だがすべての人が幸せかというとそうでもない。かなりストレスが多い社会だ。孤独に悩んでいる人も多い。崩壊する家庭もある。勤め先の企業で問題をかかえている人もいる。エピクロスは霊魂を騒がせる一切のものを排除しようと努め、まず公共の生活から引きこもることを説いている。エピキュリアンといえば人は快楽主義者と捉えているが、快(ヘドネ)こそが幸福な人生の出発点であり到達点である。
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