電話の発明者ベル
アレクサンダー・グラハム・ベル(1847-1922)はいつも音に関して好奇心をもっていた。彼の父アレクサンダー・メルヴィル・ベルも祖父も、耳の不自由な人たちの先生をしていた。だから幼いベルは、音というものがとても重要なものだとわかっていた。彼は自然に音は当然聞えるべきものだとは思わないようになっていた。なぜなら彼は、聴力を失った子供をたくさん知っていたからだ。結局、彼が子供のころ発達させた好奇心のために、実験や研究をするようになった。1870年父とともにカナダのオンタリオ州に渡り、1872年ボストン大学の言語生理学教授となり、かたわら音波を電流によって伝播する研究をはじめた。その結果、電磁型送受話器によるアメリカ最初の有線電話を発明した。ベルは非常に幸運にも、彼に大変興味をいだかせるようなものを重要視する環境で育てられたのである。
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