田宮虎彦「足摺岬」
田宮虎彦(1911-1988)は、明治44年、東京医科大学付属病院で出生。船員であった父の転勤のため、姫路・神戸・高知間で移転を繰り返しながら少年時代を過ごす。庶民的ヒューマニズム・正義感と清らかな詩情の漂う作風の私小説で才能を示した。
「物語の中」「末期の水」「菊の寿命」「悲運の城」「大盗余聞」「忠義物語」「ある女の生涯」「異端の子」「朝鮮ダリヤ」「幼女の声」「梅花抄」「土佐日記」「江上の一族」「三界」「異母兄弟」「S町の歴史とその住民たち」「琵琶湖疎水」「比叡おろし」「富士」「菊坂」「かるたの記憶」「父という観念」「暗い坂」「現身後生」「童話」「母の死」「銀心中」「ぎんの一生」「黄山瀬」「愛情について」、田宮虎彦論(渋川驍)
「現代日本文学22 田宮虎彦集」筑摩書房
« 二重スパイ・ライテクの正体 | トップページ | 国家権力と自然法との上下関係 »
「日本文学」カテゴリの記事
- 畑正憲と大江健三郎(2023.04.07)
- 青々忌(2024.01.09)
- 地味にスゴイ、室生犀星(2022.12.29)
- 旅途(2023.02.02)
- 太宰治の名言(2022.09.05)
コメント