無料ブログはココログ

« モーニング娘の過去と現在 | トップページ | どこまで続く過剰反応 »

2009年5月23日 (土)

パンデミックの不安に宗教者のできること

Img

   ある感染症が世界的に流行することをパンデミックというらしい。もちろん病気を治すのは医者であるが、世界的に流行する感染病の場合、長期にわたれば、病そのものよりも社会病理とでもいうべき、精神不安や経済不況などさまざまな現象が起こるであろう。

   聖書ルカ21に「大地震が起こり、あちこちに疫病や飢饉が起こり、恐ろしい現象や著しい兆しが天に現われる」「イエスは言われた。いちじくの木や、ほかのすべての木を見なさい。葉が出始めると、それを見て、既に夏の近づいたことがおのずと分かる。それと同じように、あなたがたは、これらのことが起こるのを見たら、神の国が近づいていると悟りなさい」とある。聖書の予言のようにいま地球的規模で大地震が疫病が流行している。各国政府は科学的に対策を講じているだろう。とくにWHOでは今回の新型インフルにおける日本の対策を評価しているそうだ。日本人のマスク着用率は世界一であろう。当然、マスクが不足するので台湾や中国から緊急輸入するそうだ。もちろんお金で解決できることもあるだろう。しかしマスクパニックという現象は逆に過剰反応として地元経済には大打撃となっている。それに最近ではウィルスは空気中を飛びまわらないので、あまりマスクは効果がない、むしろ手や身の回りのものを消毒することが必要だという情報が流されるようになっている。それでも集団マスク姿は花粉症やアスベスト防塵マスクのように日本人には一番好きなんだろう。西洋人はやはりキリスト教の影響があると思う。イエスはハンセン病の患者や疫病に対しても、手を差し伸べてその人に触れ、「清くなれ」と言った。医学的根拠はないかもしれないが、清めと癒しと愛が病を救うことがある。よくむかしから「病は気から」という。今回の騒動でも、熱が出た、という人は多い。ほとんどは新型インフルではない。気分的に病気になる患者が多数いるのだ。ほんとうに大切なのはお金で薬やマスクを世界中から買い集めることではなくて、日本が貧しい国や人々に援助することであろう。日本国内ですら貧しくてマスクを変えない路上生活者がたくさんいる。都会で働くエリートだけがマスクを着用しても感染病は根絶できまい。宝塚では清荒神のお坊さんがマスク5千枚を宝塚市に寄付していただいた。まことに有り難い話で感謝している。でも枚数に限りがある以上すべての人に行き渡るわけでない。ほんとうに貧しくて買えない人に渡せるのだろうか。それにマスク着用すれば安心というのではなくて、宗教者としてはもっと教えの本質を説いてほしい。たとえば一休が髑髏をかざして、京の街中を「ご用心めされ」と説いてまわったように。自分さえよければいいという「あさましい」自分の愚かな姿を日本人たちに気づかせることこそが宗教者の本当のつとめと信ずる。

« モーニング娘の過去と現在 | トップページ | どこまで続く過剰反応 »

「宗教」カテゴリの記事

コメント

インフルエンザ患者の出た問題の地域から大学の帰路、中央本線車内で初めてハーネスを付けた盲導犬を見かけました。向かい合わせの車内では、温かい目で見守る者や「えらいねー」という声掛けをする者、純粋で無心に主人に寄り添う姿は、マスクを着けている事よりももっと大切なものを気づかせてくれるようでした。その車両にマスクをしている人がいなかった事も、お互いを許しあえる和やかな雰囲気が生まれていたからなのかもしれません。

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

« モーニング娘の過去と現在 | トップページ | どこまで続く過剰反応 »

最近のトラックバック

2017年12月
          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31