宝塚に女性市長誕生
六甲・長尾の山々のふもとに広がる、宝塚市。武庫川がゆったりと流れ、自然があふれる街。この宝塚に少女歌劇が誕生したのは大正3年3月のことである。わずか20人の少女たちによる初演は桃太郎をモチーフにした「ドンブラコ」だった。以来、女性だけが出演する舞台は、昭和初期にはまだ目新しかったレビューを取り入れるなど、芝居あり、ショーあり、日舞ありと多彩な公演スタイルでタカラヅカが全国的に知られるようになった。このような宝塚市に19日、初の女性市長が誕生した。中川智子は唯一の女性候補であることを強調し、「汚職で逮捕された女性首長はいない。クリーンな女性市長を誕生させよう」と訴え、保守分裂の選挙のなか、他の5人の候補者(伊藤順一、芝拓哉、西田雅彦、菊川美善、中原等)を制して当選した。阪神間では平成になって、芦屋市、尼崎市と女性市長が誕生している。「宝塚を変える」という願いが投票になって現われたが、これから議会運営が課題となりそうだ。これまで無関心だった市政にもっと市民が積極的に参加することが求められているのではないだろうか。
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実はもうすぐ、「ドンブラコ」がCDになって登場します。とても楽しみにしています。
投稿: trefoglinefan | 2009年4月28日 (火) 19時50分