プレンダーガストとジ・エイト
ボストン、チャールス通り 1895年
モーリス・プレンダーガスト(1859-1924)は英国領ニューファンドランドに生まれの米国人で、少年時代にボストンに移住した。1892年にパリに留学し、ナビ派の影響をうけ、独自の画風を確立する。プレンダーガストはジ・エイト(8人の会)の一員であった。この会は、当時の美術界の伝統主義や、感傷的な道徳主義の傾向に立ち向かい、現実に即した絵を描こうとする集団だった。彼の他にロバート・ヘンリ、ジョン・スローン、ジョージ・ラクス、ウィリアム・グラッケンズなどがいた。プレンダーガストの作品も身近な都会生活を題材としたモダニズム的な現代風俗画が多い。油絵も版画も描くが、水彩画家として著名である。彼は病弱で生涯独身だった。
セントラル・パーク 1910年頃
サウス・ボストン埠頭 1895年
リベアビーチ 1897年
五月祭 1901年
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初めまして。
最近ココログを始めましたKOZOUともうします。
わたくしも日々の話題的なテーマで書いていこうと思っております。不勉強でプレンダーガストは知らなかったのですが淡い感じの郷愁のある絵ですね。
時々読ませていただきたいと存じます。
わたしはまだブログ初心者ですがこれから充実させていきたいと思っています。
お時間のあるときにのぞいていただくと幸いです。
投稿: KOZOU | 2009年3月20日 (金) 13時42分