しょうべんするの由来
売買契約後に、売り方・買方のいずれかが不当にその契約を破ることを俗に「しょうべんする」という。これは「商変」つまり「あきない」を変更することから出たという説と、江戸の小便組に由来するという説がある。
明和・安永(1764-1781)の頃、妾奉公に出た女がわざと寝小便をして暇をだされる、一種の詐欺行為が流行した。暇を出された女は素知らぬ顔をして、また新しい主人の床で寝小便をする。そしてまた追い出される。こうした稼業が実際にあり、江戸名物となって、小便組と呼ばれた。
ここで三両かしこで五両とって垂れ
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