トリニダードトバコ
カリブ海の西インド諸島南端に浮かぶ小さな島、トリニダードはトバコなど5島と共に、1962年8月31日イギリスからトリニダードトバコ共和国として独立した。地名由来トリニダードとは、スペイン語で、コロンブスが1498年に島を発見したのが聖霊降誕節だったからという。また、もう一つの地名語源説として、コロンブスが島を遠望したとき、三つの峰が見え、3島であるようであったが、近づくと一つの島になっていた。これは神が三位一体の理を示されたものとして、トリニダード(三位一体)の名前がつけられたという。
トリニダードは主に石油、天然ガスの輸出国として知られるが、リンボーの発祥地としても有名である。リンボーダンスは体を反り身にしてバーの下をくぐる曲芸的な踊りであるが、英語のLimber(しなやかな、柔軟な)が、Limboに変化したらしい。(参考文献:牧英夫「世界地名ルーツ辞典」)
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