ファッショナブルな女優シドニー・ローム
ローマのスペイン広場でのシドニー・ローム。現在、階段で座り込んだり飲食は禁止されている
映画「個人生活」(1974)でアラン・ドロンの相手役に抜擢され一躍スターになったシドニー・ロームは今どうしているのだろうか。今年62歳になるらしい。大きな瞳で抜群のプロポーション、「魅惑の妖精」というにふさわしい華やかさがあった。ネットで調べると「マリア・カラス最後の恋」(2005)で準主役級で健在である。ヨーロッパで活躍のベテラン女優の映画はなかなか日本で公開されないので淋しいが今も美しく輝いているのだろう。来日したときの荷物は、毛皮やドレスの詰まったトランクが多くて周囲を驚かした。生れは米オハイオ州であるがヨーロッパのエレガンスを漂わせる本物の女優である。誕生年は1946年説と1951年説があるが、おそらく1946年ではないだろうか。「電撃!スパイ大作戦」(1969)に出演しているが18歳には見えない。ほかにも「荒野の大活劇」(1969)や「欲望の館」(1972)など下積み時代を経験している。「ラッキー・タッチは恋の戦略」「危険なめぐり逢い」「ザ・ツイスト」「ポール・ポジション」「ジャスト・ジゴロ」などあるが、やはりドロンとの共演の「個人生活」が最も知られている。
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