韓流スターこの1年
韓流スターこの一年、最大の話題は、クォン・サンウの結婚であろう。お相手はミスコリア出身の女優ソン・テヨン。そしてテヨンさんの妊娠も発表され、来春にはサンウもパパとなる。第2位は、チェ・ジンシルの自殺。「嫉妬」「星に願いを」などでトップ女優だったジンシルは元巨人軍の張成珉と2000年に結婚したが、2004年に離婚。彼女を死に追いつめたのは、悪質なネットユーザーたちによる誹謗中傷だともいわれている。第3位は韓国トップスター・イ・ビョンホン。映画「いい奴、悪い奴、変な奴」が興行的にも大ヒット。映画「GIジョー」、ドラマ「アイリス」が来年公開される。「アイリス」は「オール・イン運命の愛」以来6年ぶりのドラマ出演となるが、韓国初の本格スパイ・ドラマで彼は国家情報機関の特殊要員を演じる。第4位は、コン・ユの入隊と除隊。「コーヒープリンス1号店』では「完全大切男」(ワンジョン・ソジュンハン・ナムジャ)と呼ばれまさに理想のプリンスとして韓国女性の心をわしづかみにした。第5位はイン・ドンゴンの実弟刺殺事件。ハン・ジへとのロマンスも破局に終り、イ・ドンゴンにとっては試練の年だった。第6位は、やはりヨン様ぺ・ヨンジュン。ファンタジー時代劇「太王四神記」では、高句麗の英雄である広開土王タムドクを熱演し、日本のお茶の間を沸かせた。秋には花冠文化勲章も受章というメデタイ話題もあった。第7位は。もう一人のヨン様、パク・ヨンハもドラマ「オンエアー」で5年ぶりに復帰、パク・ヨンハの高い人気ぶりを示した。第8位はソン・スンホン。2004年の兵役忌避事実で低迷していたソン・スンホンだったが、今年「エデンの東」でカムバック。共演のイ・ヨニとの熱愛報道も流れたが本人は否定。第9位は韓国№ワンの美人女優キム・ヒソン妊娠。演技派女優チョン・ドヨンも妊娠。そして第10位は人気急上昇のキム・ジソク。ドラマ「憎くても可愛くても」でハン・ジへと共演したキム・ジソクは、視聴率40%を超え、幅広いファン層から人気を得て、お茶の間の人気者になった。このほか、キム・ジフン(「ヨメ全盛時代」)、ソン・チャンウィ(「黄金の新婦」)、チョン・イル(「帰ってきた一枝梅』)、カン・ジファン(「映画は映画だ」)など韓ドラ新王子が次々と現われ、今後日本でもブレイクが予想される。
だが、男性にとっては韓国人気女優の近況が気になる。日本で最も有名な女優はチェ・ジウである。竹之内豊との共演したドラマ「輪舞曲」で失敗したため、日本進出が難しいと思ったのか、その後は国内のドラマ「エア・シティ」、「スターの恋人」とドラマで活躍中。ソン・ヘギョは「フルハウス」でツンデレキャラを見事に発揮したものの、映画進出では、「僕の、世界の中心は、君だ」「ファンジニ」「嫁入り先」では三タコ。今年KBS「彼らが生きる世界」でドラマに復帰。「冬のソナタ」ブームで日本進出を図ったパク・ソルミも失敗した後、「オレの女」でドラマ復帰。こんな中、一人快進撃を続けるのがハ・ジウォン。「チェオクの剣」で日本でも知られる彼女だが、NHKで「ファン・ジニ」が放送され、映画でも「一番街の奇跡」「セックス・イズ・ゼロ2」「最後の贈り物」と出演すれば必ずヒットするといわれる。キム・テヒは日本では「天国の階段」でチェ・ジウをいじめる悪女のイメージがいまだに強烈であるが、韓国では最高の美人スター。イ・ビョンホンとの共演の「アイリス」でさらに人気が沸騰するだろう。ラブコメの女王キム・ハヌルは「ガラスの華」の失敗もあったが、今年のドラマ「オンエアー」で高い演技力が評価された。ソン・イェジンはペ・ヨンジュンとの共演の「四月の雪」で日本でも注目されたが、映画は「私の頭の中の消しゴム」のほうがヒットした。その後も映画ドラマと大活躍で映画「ナンパの定石」「ファム・ファータル」「妻が結婚した」、ドラマはチ・ジニとの共演の「スポットライト」で話題を集めた。若手イム・スジョンとムン・グニョンはどうしているだろうか。ソ・ジソブと共演した「ごめん、愛してる」が大ヒットした後、映画「ザッド・ムービー」「角砂糖」「サイボーグでも大丈夫」「ハピネス」「チョン・ウチ」と大人の女優として成長している。キム・レオンと共演した「マイ・リトル・ブライド」のムン・グニョンも映画「ダンサーの純情」「愛なんていらない」、ドラマ「風の絵師」で着実に成長している。「春のワルツ」のシンデレラ女優のハン・ヒョジュも清純な美貌で大活躍。映画「アドリブ・ナイト」が高い評価を得、「走れ、自転車」で青春時代の純粋な愛を軽快に演じた。またドラマ「一枝梅」でも切ない演技を表現し、視聴者の胸を熱くした。ネット上では美少女としてク・へソンの名はかなり前から日本でも一部のファンには知られていたものの、「ソドンヨ」「王と私」などの時代劇で人気がでて、今年は韓国版「花より男子」でヒロイン牧野つくし役をしているという。
最後に気になるのが、やはり麗しの大女優イ・ヨンエであろう。「宮廷女官チャングムの誓い」のあと映画「親切なクムジャさん」で国際女優をめざしたものの、志半ばの観がある。今は次期作のため検討中。来年こそはイ・ヨンエの新作が待ち望まれる。
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