曹操と文姫
「三国志演義」では曹操は悪役なので、あまりいい逸話はない。わずかに「文姫帰漢」(文姫漢に帰る)という曹操の美談が残されている。
文姫は、後漢末の女流詩人蔡琰(さいえん)の字。博学で音曲にも精通していた彼女は、16歳で仲道に嫁いだのち、群雄割拠の動乱に巻き込まれ、匈奴の左賢王の妻となる。辺境に暮らすこと12年、その間に二子をもうけた。しかし、曹操はその才を惜しみ、また彼女の亡父蔡邕(さいよう)とよしみだったため、左賢王に金銀彩錦を贈って文姫を買い戻し、董祀(とうし)と再婚させた。
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